特別な知識や知恵があったわけではないし、頭のよしあしも関係ない。
稲盛和夫さんのメッセージ。
日本人には礼節をわきまえる素晴らしい心があります。
それに加えていま必要なのはバイタリティーです。
「なんとしてもやる」というガッツ。
戦後、日本を復興させたのはこれです。
礼節に加えて「野人のような野心」を取り戻せば、不可能も可能になります。
「野人のような野心」とは・・・
敗戦後の焦土の中で、われわれに残されたものは、志や情熱だけでした。
しかし、それがすべてのものを作り上げていく原動力となりました。
焼け野原で立ち上がって生きていこうとする気持ち。
焼失した自分の家や工場を再建したいという強烈な思い。
その中から創意工夫が生まれました。
バラックで芋団子を売る人、鍋で肉や野菜を煮込んで売るおばさん。
みんなが工夫して闇市から立ち上がった。
闇市でアメを売った人が後に立派な製菓メーカーを築き上げ、雑炊を作って売ったおばあさんがレストランチェーンの創業者になりました。
特別な知識や知恵があったわけではないし、頭のよしあしも関係ない。
「なんとしても」という強い情熱、意志が復興には必要なのです。
がんばりましょう