愛の関係を一番良く経験できるのは、人々の欠点や弱みをあたたかく眺められる人である
「子供のあるがままを受け入れる」ということを、
子育ての原則の一つにしてきました。
誤解を受けそうな表現ですが、
「あるがままを受け入れる」とは、
例えば、
子供は、一人でトイレに行くのが恐いときには、
恐いと言ってもいいということです。
これを言ったら、
怒られるとか、惨めな気持ちになるとか
そんな気持ちを持たないで、
のびのびと過ごせる家庭を作りたかったのです。
いつも、自分の弱点を指摘されて、
子供は、こうあるべきだという子供像を、
親から押し付けられて生きると、
子供は自分が好きになれないと思うのです。
逆に、子供は実際の自分を受け入れてもらって、
生きることが出来れば、
自分に弱点があっても、
人々は自分を愛してくれると感じ始めるのです
それを端的に示す言葉として、
「愛の関係を一番良く経験できるのは、
人々の欠点や弱みをあたたかく眺められる人である」と、
マックギニスが言っています。
子供たちの欠点や弱みを、
暖かく眺められるような父親になることを理想として、
頑張りました。
しかしそのような父親になるには、
まず自分の弱点を受け入れられるように、
ならなければならないことが。
つまり、自分に優しくできればできるほど、
他人にも、どんどん優しくなれるということです。
他人の欠点や弱みに厳しいのは、
自分の弱点を受け入れられないからだと思います。
繰り返しますが、
人は自分を受け入れられる程度にしか
他人を受け入れられないものなのです。
ですからまず、
自分を優しい目で見つめるようになりましょう