店づくりストーリーブログ
先日、栄に”監獄IN食41房”という面白い居酒屋があるという話を聞き、行ってきました。栄というだけあってオフィスビルが立ち並ぶなか、明らかに”おかしい外観”のお店を発見し、さっそく中へ・・・
店内はお化け屋敷のような暗さで、監獄をイメージしているだけあってでテーブル席はすべて牢屋のような個室となっており、閉塞感が…すごかったです。フード・ドリンクメニューでは本物のイグアナが漬かっているお酒やカエルの太もものから揚げ、サナギの揚げ物などなど珍メニューも揃えており、別テーブルの注文で運ばれてるこんがりとしたゲテモノ達の珍メニューの様子を見ているうちに徐々に食欲が・・・苦笑
また、1日1回、店内がさらに暗くなり死神やゾンビに扮した店員が客に襲いかかってくるというホラーショーが開催されるのも魅力の1つで、あまりの恐さに泣き叫ぶ女性もしばしば。客層としてはカップルなど、若い人達が多く、合コンや飲み会に使われているようです。
ニッチな需要をターゲットとするなら、とことん作りこまなければいけないのだなと実感しました。
突然ですが・・・
“キャンティ”という言葉はご存じでしょうか?
イタリアワインのお話ではありません。今日は”キャンティ”とは何なのか?ということについて少しお話を・・・。
キャンティとは”キャンティレバー”の略称で、梁やスラブなどの部材の片側だけが固定されて、他方が固定されず自由になっている、片持ち式の構造のことを言うそうです。
主にマンションのバルコニーなどがそれにあたるのですが、部屋1室、または建物全体をこの構造とすることで非常にデザイン性に富んだ建築物になります。
しかし、片持ち式の構造ということは支える点が一点しかないため、耐震性・耐久性などをきちんと考慮しなければなりません。
地震が来たら2階が落ちてきた!
・・・なんてシャレにならないですもんね。
床屋さんの入り口でみかける通称”サインポール”と呼ばれるクルクルしたものは回転させることにより店が営業中であることを表している。
また、それだけではなく予約等がいっぱいの場合などには回転を止めてその旨を表す手段として使用することがあるそうです。
サインポールの色が赤・青・白の3色になっているのには諸説あるのですが、サインポールは元々中世のイギリスで、当時の理髪師が外科医も兼ねていたため、血液を表す赤と包帯を表す白の2色で生まれたそうです。
しかし時代が進むにつれて理髪師と外科医を別けようとする運動が始まり、そのため理髪店は赤白に青を加える動きがあったそうです。しかしなかなか定着せず、その後アメリカが自国の国旗(星条旗)の
カントンの色である青が加えられ今の3色に落ち着いたそうです。
こうした店舗の細かい什器や設備にについて学ぶことも面白いですね。